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奥出直人のJazz的生活


by naohito-okude

55歳を過ぎてフランス語とイタリア語とスペイン語を学ぶ

それは突然のことであった。昔、デザインや哲学を勉強していたときはフランス語、スペイン語、イタリア語には興味があった。すこし手も出していた。しかし、こそこそと英語の森に逃げ帰っていた。その後、英語が急に国際語になり、まあそれでいいかなとおもっていたところ、世界情勢が大きく変わり始めているではないか。アメリカの時代は終わり始めている。

中国語という選択もあるが、ヨーロッパの文化や哲学が直接気になる。またKMDの大学院生でヨーロッパやアラブからきた人間はフランス語を話す。さらに、イタリアのローカルな活動は面白い。というわけで、一気に学び直しをすることにした。昔ある程度やっていたフランス語とスペイン語、わかったようなわかんないようなイタリア語の3つだ。教材は『星の王子様』。ついでに英語と日本語の5カ国語でやってみることにした。

どうせやるなら同時にやりたい。だが、言語学者の黒田龍之助氏は『語学はやり直せる』で、複数の言語を同時に勉強してはいけない、と述べている。さてこまった。でも、彼によると、同時に始めなければいいみたいだ。そこで、時間制限をつけてやってみることに。まずは、3ヶ月ずつ3つの言語に挑戦することにする。

方法は僕が薦めている英語学習法と同じ

(1)基本的なテキストを何度も音読する
(2)テキストの付いた生の教材を繰り返し聞く。
(3)毎日新しいイタリア語、スペイン語、フランス語を聞く
(4)読書を通して語彙を増やす
(5)文法を勉強する
(6)実践で使う


で、基本的に同じ教材を使うことにした。そのまえに
(0)文法・発音の勉強
がある。いくつか入門書を手にしてみた。初級文法はすませておかないと(思い出してておかないと)まずい。CD付きのものが大分でているので比較しながら進めていくことにした。(1)は星の王子様を選んだ。日本語、英語、フランス語(これがもとだけど)、イタリア語、スペイン語で入手してCDもそろえた。まあこれ一冊を何度も読んで基本を作る。(2)もできれば同じ話を5カ国語でよんでみようとしている。アガサ・クリスティを始めいろいろでている。(4)は調べないと分からないが、まあ多読戦略をたてるくらいに言葉が出来るようになることがまずは目的だな。(5)はまあ進めていけば良い本が出てくるだろう。(6)はむしろここからはじまっているので、問題はない。

というわけで始まり始まり。

フランス語 第1日目(2009年12月12日)

まずはフランス語から。アマゾンで調べて入門書を見つけた。『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある』を購入。著者は清岡智比古。CDがついているのでiTuneへコピー。こうした音の教材が非常に安価に手にはいるのは35年前に比べて圧倒的な違いだ。手本となる音がないと音読法は使えない。あと、薄いこと。簡単なことから勉強しないと分からなくなる。あとまあ項目わけが妥当なこと。大体30課ちょっとくらいある。ここを終了してから『星の王子様』に取りかかろう。

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発音は国際発音記号をマスターしておけば、あとはCDでどうにかなる。というか、聞いてもどうにもならないので音読による筋肉訓練だが、三カ国語学習といっても、まあロマン語系だから、似たり寄ったりだ。文法は言葉に慣れることだ。初級のレベルでは各国の違いを気にすればいい。単語は時間がかかる。なのでいそがない。

語学は時間をかけることと復習が命である。まあジャズも同じだな。あと、方法も音読と多読につきるのでみな似たり寄ったりだ。では、早速始めよう。

CDに会わせて1時間10分ちょっと。

ABC、数字、名詞、冠詞、人証代名詞、主語、指示の表現、否定の表現、形容詞、前置詞と定冠詞の縮約、ーーer動詞、疑問形、指示形容詞、疑問形容詞、所有形容詞、aller/venir、疑問副詞、疑問代名詞、動詞活用、比較級、最上級、非人称表現、命令形、人称代名詞、直接目的語、間接目的語、強勢形、複合過去(直説法)、関係代名詞、強調構文、指示代名詞、代名動詞、単純未来、en, y, le, 半過去、受動態、現在分詞・ジェロンディフ、条件法現在、接続法。だいたい第2外国語としてフランス語を習うときの初級の一年分。

これなら一日でできる、というわけで、1回目終了。これを音読メソッドによれば、100回だけど、まず最初30回で、1ヶ月続けて見よう。次回のこの項目のBlogは一週間後。
by naohito-okude | 2009-12-12 20:25 | 外国語