奥出直人のJazz的生活


by naohito-okude

ジャズ練習再開(6)6月11日より6月17日まで

第6回ではAebersoldのvol 42をさらに導入。

6月11日(月曜日)

サックス練習終了。今日は65分で口の筋肉がギブアップ。メニューは
1:ロングトーン クロマチックで tempo 120 で全音符で。
2:ドレミファソファミレド All Keys Tempo 120 8分音符で
3:Aebersold Vol 1 Examples(エクササイズ)1から6まで。短調でGmFmEmGmと八小節ずつ32小節。

ソルフェージュを頭の中でしながら運指をおこなっていく。

まあこんなもんだな。もう少し続けないとRico3のリードで自在に吹けるようにはならない。

今日のアナリゼとソルフェージュ。Aebersold Vol.1でいまサックスの練習は短調。8分音符でスウィングして簡単なフレーズを吹く。内容は理解しているが指とアンブシャーは毎日の練習に依存。アナリゼとソルフェージュは次の課題へ。


トラック7はB♭、トラック8はFのブルース。ブルースはなれているので適当にアドリブはできるがアナリゼとソルフェージュで挑戦する。新しい教材を使う。

Aebersold Vol 42 はall keys でブルースを練習するようになっている。Vol 1ではブルースはB♭(テナーサックスではC)とF(テナーサックスではG)という一番優しい運指で練習するようになっている。そこでこの二つのキーで、vol 42をつかって練習してみよう。

Vol 42はPlay-Along にあわせてNennie Miehausという人が演奏をしていて、それをトランスクライブしたもの(演奏通りに楽譜に書いたもの)が学習支援教材として出版されている。そこからB♭とFのブルースを選ぶ。

まずはB♭のブルースから。全部で8コーラス。(1コーラスはブルースなので12小節)。何回か聴いてから楽譜を見て、さらに聴く。だいたいメロディの感じがつかめたら、譜面をアナリゼする。ブルースなので特に問題ない。でソルフェージュする。これは譜面を見ないで行うようにする。

さてやってみたが全然だめだ。結構緻密に覚えていかないといけない。全部で96小節。どのくらいで覚えられるかな。今日から暇を見て開始。まあアナリゼ・ソルフェージュは楽譜を持っていればどこでも出来るので、暇を見てお手本演奏を聴きながら覚えてしまおう。

6月12日(火曜日)

サックス練習終了。30分。いつものように
1)ロングトーンとAll Keys Tempo 120 10分
2)Aeversold vol1 トラック2 Gm/Fm/Em 課題例1,2,3,4
3)同上課題例 5,6,7
合わせて20分

3度インターバルでドリアンマイナースケールを上がったり降りたり。伴奏をつけないとできるが、トラック2でおこなうとどこかばたつく。心の中で聴いているスケールと運指が一致していないところがどこかある。

楽器は固定ドで覚えてしまう傾向がある。楽譜をみて吹くとなると五線譜の場所がサックスの場合それぞれの指のポジショニングに対応しているので、そうなる。だがジャズの場合、即興演奏の世界は別にある。その世界と楽器を結びつけるために移動ド(即興演奏の世界)で考えて、調ごとにことなる運指をして、その結びつきが無意識になっている必要がある。このあたり地味だが大切。あしたからは課題例1234は卒業して、5,6,7,と続けていくことにする。例題7の3度インターバルのスケールをGm/Fm/Emと続けるあたりがvol1の山だな。

ではKMDへ。暇を見てブルースのアナリゼとソルフェージュをしよう。

6月13日(水曜日)

サックス練習終了。合間を縫って25分。いつものように
1)ロングトーンとAll Keys Tempo 120 10分
2)Aeversold vol1 トラック2 Gm/Fm/Em 課題例 5,6,7、8,910。合わせて15分。
和音がラドミの3音に加えて、7度のソと9度のシが加わってきた。次の11と12、13の課題例が大切なようだ。

地道な感じで繰り返す。

6月14日(木曜日)

サックス練習終了。30分。
1)ロングトーンとAll Keys Tempo 120 10分
2)Aeversold vol1 トラック2 Gm/Fm/Em 課題例 5,6,7、8,910、」11,12,13。7度と9度の音が体になじむにはもう一息。5,6は終了。7の3度インターバルのスケールのアップとダウンはトラックの伴奏に合わせると指がばたつく。

Rico3のリードがへたった。次回は新しいリードで。

これからKMD。途中の電車でブルースのアナリゼ

6月15日(金曜日)

サックス練習終了。
今日は新しいリードで1時間30分。たっぷりと練習できた。Rico の3番でも全然大丈夫になってきた。

1)ロングトーンとAll Keys Tempo 120 15分
2)Aeversold vol1 トラック2 Gm/Fm/Em 課題例 5,6,7、8,910、11,12,13、14,15,16,17,18,19,20。全部運指は終了。これからソルフェージュをして覚えて、それと運指を一致させる。これは楽器はいらないので、楽譜があればどこでも出来る。単なるスケールと3度のインターバルなのだが、意外とソルフェージュ(ドレミファ)で覚えるのは難しい。しばらく挑戦。
第2回目
突然ミーティングがなくなったので、3時30分にお客さんがくるまで、ちょっとジャズのアナリゼとソルフェージュ(声を出さないで頭の中で)。

6月16日(土曜日)

サックスなしで1時間。サックス使って1時間。結構たっぷり出来た。

Aebersold vol 1 トラック2で例題を最初は楽譜をみてソルフェージュ、そのあとは見ないでソルフェージュ。ごちゃごちゃになるところに気をつけて全部出来るまで。大体できあがり。

ここがおわって今度はサックスでトラック2と3に合わせて練習。リズムセクションに合わせるとまだ何カ所か瞬間に運指がわからなくなって飛ばされる感じがある。もうすこし運指の確認が必要。ラドシレドミレファミソファラソシラの3度インターバルの和音のアルペジオをGmFmEmで何度も繰り返してみる。リズムセクションなしにメトロノームだけだと出来る。ジャズの微妙なノリを気にすると、何カ所か頭の中の移動ドのメロディが運指につながらなくなる瞬間がある。出来ないところだけを取り出して部分練習が必要な感じだな。

ブルースは大体ソルフェージュができているので、メトロノームだけでメロディを吹いてみた。運指の確認程度。もうすこし追い込む必要があるな。

さて、大分サックスにもなれてきたので、少しレッスンをすすめることにする。

まずはトラック2で好きに吹いてみる。いまのところ結構くらだないソロしか作れない。次にリズムを決めてアドリブにしてみる。すこしはましになったがまだ相当くだらない。ここからどのように脱出するか。次回からの課題である。

6月17日(日曜日)

4月からサックスのレッスンを続けてきた。すこし振り返っておきたい。

僕は大学生の時に割と一生懸命ジャズをやっていて、その後25年ちょっとのブランクを挟んで48歳のときにジャズボーカルの練習を始め、3年後にジャズサックスを再開した。28年ぶりにサックスをケースからだしたわけだ。石森楽器に調整に出したら「自分でビンテージにしましたね」と言われた。以後楽しんで吹いていたがここ3年多忙でまた全く触れなくなり、このままではいけないと、意を決して再開をした。

アンブシャーと運指の再トレーニングをするレッスンをするついでに、長年の課題である頭でつくったアドリブ演奏をそのまま楽器に伝えるときに自分の中にある壁を越えたいと思った。大分長くやっているので頭の中ではそれなりのアドリブのメロディが浮かぶ。スキャットで歌うこともできる。だがそれを楽器に伝えることが出来ない。楽器の方は楽譜を見ると吹ける。だが頭の中のメロディを吹くことが出来ない。ここを越えたいのである。ダダダダダッタと思ったらダダダダダッタと吹きたいのだ。

そこで移動ドの階名でソルフェージュを行うという方法をつかってレッスンをしながら、指の訓練、口の周りの筋肉の訓練を2ヶ月ちょっと行ってきた。4月に再開してから半分くらいの日々はサックスレッスンができなかったが、それでもどうにかテンポ120で8分音符で、Ricoの3番のリードで45分くらいノンストップで練習できるくらいにはなった。低い音と高い音の安定度はまだだが、チューナーでみても音程は正確になってきた。今後は16分音符を練習しながらAll Keysの運指をスムースにして、変え指をいくつか使い、という段階になってきた。あと半年くらい地道にやるしかない。8分音符がふければ簡単なソロは演奏できる。

明日の月曜日からロンドンで仕事で土曜日の朝に帰国。したがって一週間楽器に触れることが出来ない。そのあいだアナリゼとソルフェージュだけになる。今回のジャズ再入門で楽器の問題ではないところ、つまり頭に浮かんだメロディをソルフェージュするところは楽器がなくてもできるので、そのあたりのところを少しまとめておいた。

Aebersoldはアドリブ演奏、これをソロと呼ぶ、のために次の8つのルールをvol 1で設定する。(21ページ)

1:楽器の低い音から高い音まであがったり降りたりしながら即興演奏をする。
2:高い音、低い音を意識的に使う。
3:スケールを暗記する。
4:大きな音で吹いたり小さな音で吹いたりする
5:アーティキュレーションに注意をする。(後に詳しく説明)
6:演奏する前に演奏したいフレーズを心の中で聴くようにする。心の中で音の高さ(ピッチ)と音の感覚(インターバル)を感じるようにする。特に幅広い音程をしっかりと意識する。
7:テンションとリリースを意識する。
8:自分の音をよく聴く。有名なジャズ音楽家の音と比較する。

トラック2でなれてきたらトラック3,4,5で即興演奏を行ってみる。

コードの音、長調ならドミソ、短調ならラドミの音がダウンビートに乗っていることが大事だ。

さてこの原則に従ってどうやってソロを作っていけばいいのか。

AebersoldはAnyone Can Improviseと題されたDVDで次のように助言している(31分)

まず一つの音で即興演奏を作る。
それが出来たら二つの音で。
これをしばらく(2週間、2ヶ月、半年!!)続けていると、曲の中で音のインターバルがわかってくる。

心のなかでメロディを歌い、それを演奏する。ソロの時間を練習の中に取り入れること。スケールや和音の練習ばかりしないこと。ドレミファソの音だけでソロをつくることができる。頭の中で簡単なメロディをつくりそれを弾くようにする。

つまり、あたまのなかにいきなりソロをつくりそれを楽器で演奏しようとする(僕のアプローチ)ではなくて、簡単なソロを頭の中に作り、それを楽器で演奏する。このプロセスを繰り返して頭の中と指を一致させるのだ。

よくジャズを聴いて、それを覚える。ピアノ、ベース、リード楽器の演奏を聴く、覚える、分析する、とも言う。これはジャズボーカルを習っているときにかなり厳しく指導された。ベースの音を聴く。そのためにはダウンビート(1拍目と3拍目)を意識しないとだめである。ピアノを聴くには逆にドラムのハイハットの音(ズーッチャのチャの方)がわかっていないとだめである。そこに和音が入る。これがわかってくるとベースとピアノが分かれて聞こえてくる。メロディーは原則としてダウンビートとぶつかってはいけないのである。
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by naohito-okude | 2012-06-25 05:32 | Jazz練習